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| マゾヒスト 被虐性欲をもつ者の事を言う。Femdomの世界では女性から苦痛や屈辱を受ける事により性的興奮を覚える者の事の総称。語源は作家、ザッヘル・マゾッホより。 マゾヒズムやマゾヒストの概念をひとつに決め付けて説明する事は難しい。多くのマゾヒストと交流をしてきたが、各自嗜好はそれぞれで、分類する事さえ難しいが、あえて分けるとしたら精神的マゾヒズムと肉体的マゾヒズムであろう。 精神的マゾヒズムは脳内で独自に快楽を作り出すことができるが、肉体的マゾヒズムは苦痛という外的要因から変換させて快楽を得る。 よってマゾヒストも精神的マゾヒストと肉体的マゾヒストに分けられる、前者は屈辱を好み、後者は苦痛を好む。 ２０年前までは男性マゾヒストを馬派・犬派・豚派として分類していたが、今ではマゾヒストの単なる嗜好の一種として捉えられている。 近年マゾヒストの数は劇的に増加し、Ｍであることを公然と表す者も少なくない。 しかし日本ではマゾヒズムは被虐性淫乱症という病名で示される通り未だに変態性欲として位置づけられており、マゾヒストは性的倒錯者とされている。 ヨーロッパなどの性先進国ではすでにこのような垣根は取り払われている所もある。 マゾヒズムは留まることなく進んでいく場合が多く、肉体的マゾヒスムの場合、人体改造や自虐行為など、そして精神的マゾヒズムの場合より弱い者への従属（ロリマゾ）や自らを汚す行為（人間便器）などに向っていく。そのベクトルは常に下へ下へと進んでいき、その世界から脱する事はまずできないとされている。 マゾヒストとして成長していくには自己犠牲の精神を宿し、自らの快楽を求めるのではなく、パートナーとなる女御主人様の快楽を最優先し、それが自己の満足となるように歩んでいく事が大事である。 |
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